在野研究2年生の雑感、まさかのシリーズ第二弾。
特にシリーズ化する予定はなかったのだが書きたいことができてしまったのだから仕方ない。
今回は「今」私が何をしているかということを書いていきたいと思う。
私の興味関心の対象は今のところバラバラな4つがあり、それぞれ別個に活動をしている。
研究対象はなるべく絞ったほうがいいのは自明だし、時間のない在野研究者にも拘わらずこんなことしているのは自殺行為もいいとこだろうが気になるんだから仕方ない。
というか自重してやってないだけでやりたいことはもっといっぱいある。これだから私は研究者に向いていないんだろう。
1.伝統的建造物群保存地区
これは卒業論文で扱った内容であり、また昨年秋の地理学会でポスター発表をした。また、学部時代からよく相談に乗ってもらった先生(指導教官ではない)からは査読論文にしてみてはどうかと提案されている。しかし完全に行き詰まりを見せているため今後これがどう進められるかについては全くの未知数となっている。
読もうと思ってダウンロードした論文は山のようにあるのだが・・・
いままでやってきたのは「歴史的町並みがなぜ残ってしまったのか」という視点なのだがそろそろ転換すべきなのかもしれない。
2.外邦図
これは大学時代に参加していた自主ゼミに関するものである。こちらは過去に共同で3回ポスターで報告をしている。これもそろそろペーパーにしたいと思ってはいるのだが、研究対象は大学の地図室にあるので尼崎勤務になったことが露骨に障壁となっている。さらに一緒に研究をしていた後輩も今年度いっぱいで卒業してしまう予定なので彼女の卒業後どうするかについては全く見通しが立っていない。
秋の地理学会に向けて何かする話もあるがこれも話が進んでいないため未知数。おそらく間に合わないだろうと思う。
ちなみに私が一番専門だと思っているのはこれである。
3.道路元標
ただの趣味から発展したものだ。これの成果としては今のところは下国雑誌という冊子に寄稿したのみとなっている。下国雑誌に寄稿したものを発展させてもう一本くらい書くことは可能だろうがその先については未定となっている。里程元標の研究はほとんど進んでいない(先行研究は把握できている範囲だと僅か3本)ためまだまだやれることはあると思われる。もしかしたら最も先行きが明るいのはこれかもしれない。
また、道路元標についてはこのブログでもたびたび扱っているところである。
4.基準点
一応研究対象としているが実際のところ研究というほどのことは全くしていない。今までにやっていることといえばローカル雑誌「散歩なう」に基準点散歩という記事を連載しているのみである。ちなみに文庫サイズで毎号私が書いてるのは3ページだ。
以上が私の「今」の研究内容だ。今後どう変わるかわからないがとりあえず2年目はじめの時点での状況を記録しておきたい。
なお、私の過去の実績は本ブログの最初の記事に全部書いてあるのでもし詳しく見たいという方がいたらそちらを参照してもらいたい。
今のところはこれで終わりの予定だが興に乗ったら第三弾もあるかもしれない。一応その可能性も考えて英数字で番号を振っている。
5月16日1時
文章随所直しました。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
小林護の発表等のまとめ
実績 研究発表等 2018.9.22-23 日本地理学会秋季学術大会ポスター発表 「日本の大学におけ る地理教育の現状についての予察的研究」(共) CINII→ https://ci.nii.ac.jp/naid/130007539736 2019.9.21-22 日本地理学...
-
ここでは2019年5月5日現在の私の方針について述べる。今後方針転換があれば適宜修正していく予定である。 道路元標とは 道路元標は大正8年(1919年)の旧道路法の関連法である道路法施行令によって規定されるものである。日本全国各市町村に一つずつその市町村の道路の原...
-
この記事は道路元標調査の副産物としてできた記事である。 先日、道路元標の調査のために今昔マップで吹田市を見ているとふと1本の線路記号に気づいた。 図1 2万5000分1吹田および大阪島北部 昭和4年修正、同7年発行 時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」(...
-
Googleマイマップで日本全国の道路元標マップを作成しました。 https://drive.google.com/open?id=1VJuaZ8C1Ig7l2Cqkfvle0PG4_HMAYLnM&usp=sharing データ元は標石研究家の故池澤重幸氏の...
0 件のコメント:
コメントを投稿